In other words

I really don't know life at all ...

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ブランドショップの白い木綿の手袋とAppleの休業。

少し前のことになるのだけれど、今まで使っていた旅行鞄がかなりくたびれてきたので、そろそろ買い替えようと表参道のとあるブランドショップへ出かけた。

店の入口にはスーツを着た男性が立っていた。にこやかだけれど「なにをしにきた?」という心の声を隠しているようにも見えた。多くのブランドショップでもそうなのだけれど、ちょっと慇懃無礼に見えなくもない。

「旅行用の大きめな鞄を探しているのだけど、どちら?」

声をかけられる前に尋ねると、「2階でごさいますのでどうぞ」と言ったあと、胸元の小さなマイクのようなもので小声で何かを呟いていた。

2階のフロアへ行くと、小柄だけれどとても可愛らしい若い女性店員さんが迎えてくれた。

「旅行にも使えるバッグをお探しですね」

男性の言った通り、沢山の大きなバッグがディスプレイされていた。

一つ一つ見て回るのも楽しいのだろうけれど、あまり沢山あると私は途端に面倒な気持ちになる。

素材、大きさ、色の好みなど、イメージを話し、それに合ったものを幾つか出してもらう。

バッグを手に取る前、女性店員さんがポケットから白い手袋を出してはめた。
「発車オーライ!」と手をかざすバスガイドさんのような白い木綿の手袋だ(ちょっと古いだろうか。。。)。

この手のショップでは当たり前のように目にする光景だけれど、私はいつもこれが気になって仕方がない。

素手で触ってはならぬからの木綿の手袋なのに、客である側の人間は商品をそのまま手にとって見るのだ。

別に素手で手に取ったところで商品を汚してしまうわけではないけれども、それなら店員さんだって、白魚のようにきれいな手だ。理屈からいえば木綿の手袋など必要ないはずだ。

にも関わらずの、木綿の白手袋。。。

毎度のことながら、なんだか素手で触っては申し訳ない気持ちになる。

あの手袋の本当の意味はなんなのだろう?

一度聞いてみるべきと思いながらいつも忘れる。そうそうマメにブランドショップになど出向くものではないから、次に行った時には忘れているのだ。

結局、見せてもらったバッグの中から希望に合ったものを一つ選んで購入した。

出口までお見送りに来てくれた女性店員さんは、すでに手袋はしていなかった。

あれはただそういう「スタイル」なのかも知れないと思った。





もう一軒、寄りたい店があったので、そのまま表参道を歩いていると、いつもたくさんの人で賑わっているApple store がシンと静まり返っていた。

新型コロナウィルスのせいで休業となっているらしい。

ここのジーニアスバーは、私のMaciPhoneが不機嫌になったときの命綱だ。どうにもならない時は、ここのお世話になるのだけれど、休業だなんてどうしましょう。。。

いつになったら開業となる?

これはまだ東京が自粛ムードになる前のこと。ということは、Appleは一早く休業という判断を下したことになる。

やっぱり黒船だな。日本の会社とは違うわ〜、世界の空気を読んでるわね!

と、なんだか妙な関心をしてしまった。

そこでふと、思う。これってブランディングにかなり影響するのでは?と。

お膝元であるアメリカのコロナ対策に沿っての措置だろうけれど、周りのお店が当たり前のようにオープンしている横で、完全休業しているアップルの姿は、やっぱり海外のブランドなんだわという特別感をプンプンと醸し出していた。

この「スタイル」こそが、その会社のイメージ作りに大きく影響するのだ。

変な関連付けだけれど、件のブランドショップの手袋も、Apple Storeの一早い休業も、天邪鬼な考えからすると、ある種のブランディングなんじゃないかなどと、その時は思ったものだ。

さすがに新型コロナがここまで深刻な状況にると、Appleはやるべきことをただいち早くやっただけとわかり、それもまた先見の明があったのね。と、見方は変われど感心したのだけどれど。。。

どちらにしろ、さすがだわ。
Apple。。。

最近、長年使用している私のMacBookがなんだか様子がおかしい。
こんな状況だから騙し騙し、なんとか稼働させてはいるけれど、できればジーニアスバーに連れて行きたい。

新型コロナの影響は私のパソコンにまで及んでいるのだった。。。