In other words

I really don't know life at all ...

Sponsored Link

ページを繰るたびに変わる文庫本のフォントに、また一つ学びを得た件。

暇な時はもっぱら韓流ドラマを観ているか、本を読んでいるか、ブログを書いているかの3択という生活を送っている。

ブログはほぼ毎日の日課となっているので、暇でなくてそうでなくても書くのだけれど、暇な時は書き溜めということもしたりする。

韓流ドラマに関しては、一つのドラマを一気に観たあとは、しばらくインターバルをおくことにしている。そうでもしないと、永遠に観続けてしまい、なにもせずに一日が終わってしまうという生活に陥る危険があるからだ。
ソファー+韓流ドラマという至福の組み合わせは、同時に肥満へ向かう最短距離ともいえる。
そんな時間を貪り続けた挙句、気づいた時には修正不可能なほどの贅肉に襲われている。。。そんな姿を想像すると、恐ろしくなり、少しはまともな生活をしようという気にもなるものだ。

そんなわけで、韓流ドラマに関しては、お休み期間を設けて、その間に買い置きした本を、これまた一気に読んでしまうことにしている。

仕事をしていたり、家事育児に忙しい主婦ならば、タイムリミットもあるだろうけれど、子供達も成人し、夫は単身赴任、おまけに無職である私には時間による縛りがまったくないのだ。

極端な話、毎日韓流ドラマだけを観て過ごそうと思えば、それもまた可能という身の上なのである。

それもまたいいものだとは思うけれど、人生はなにごともバランスが大切だと思っているので、一つのことに隔たるよりは、いくつかのことをうまくやる方が、充実感が味わえるのではと思っている。



昨夜、数日かけて観ていた1時間20話あるドラマを観終わったので、今日からは読書の日となった。

本屋へ行くと2、3冊の文庫本を買って帰ってくるので、未読の本が傍に積んである。その中から、その時の気分で一冊ずつ選んで読むのだ。

本はほとんどが文庫か新書である。若い頃から、それは変わらない。
文庫は小さくて軽いので、どこへ行くときでもバッグの中に入れておける。
家の中にいても、私はキッチン、ダイニングテーブル、リビングのソファーをぐるぐると移動するので、その際に持ち運ぶのに楽なのだ。
最近は鍋釜、バッグでさえも、軽いものしか使わないようにしているくらいなので、本などは軽くて小さいに越したことはない。

ちょっと前置きが長くなってしまったのだけれど、本題はここからだ。

今日読み始めたのは、先日買った文庫本で、軽く読めるエッセイだった。
内容は想定通り、面白いのだけれど、どうにも気になるのがそのフォント。。。

トップの写真を見てもらえればわかる人にはわかると思う。書体もフォントサイズも同じなのに、まるで見え方が違う。

まず、向かって左側の文字は通常の見慣れた文字だ。しかし右の方は、文字にインクが滲んだように、太くなっている。
この文字の違いはパッと見ただけでも、おかしいとわかる。

この違ったフォントが、ページをめくるごとに変わるのだ。

最初は私の視力の問題かと思った。かなりの近視の上、最近は飛蚊症などという老化現象まで現れているから、当然のことながら自分をまず疑ったのだ。

歳をとって、私も謙虚になったものだ。。。



しかし、どう見てもおかしい。確証を得るため、年若い娘にも見てもらったところ、やはり「これ、おかしい」との答え。
私の目はまだ大丈夫であった。。。

もしや、これが最近のトレンドか?と、一瞬思ったりもした。
見開きごとに、交互に文字が変わるのだから、もしやその方が読みやすいなどという、新たな研究結果により、新デザインへ移行中とか、もしくは本離れを食い止める新たな政策の一つか⁉︎

そう思い、他の本もペラペラとめくって確認してみた。
しかし、少なくとも私の手持ちの文庫本で、そのような本は一冊もなかった。
みんな写真、左側のように鮮明な文字が並んでいる。

本自体は新品でとても綺麗なのだけれど、とにかく文字だけがおかしいのだ。
しかし、読めないほどひどいものではない。実際にあっという間に読了したから、さして支障はないと言える。

わざわざ出版社に物申したり、書店に返品交換などを申し入れるほどのことでもない。そもそもそのように面倒なことはできない性分だ。

ただ、これまで数えきれないほど本を読んできたけれど、このような本と出会ったのははじめてのことで、悶々としてしまったのだった。

まるで万華鏡を覗いているかのように、目がチカチカ。。。とまでは言わないけれど、とにかくページをめくるたびに現れる太くなったり細くなったりする文字が気になって、正直内容に集中できなかった。

しかし、物事はポジティブに考えるに限るということで、何事も経験が学びになるものだと思うことにした。
次回から本を購入するときは、フォントをしっかりと確認して、目がチカチカしないものを選ぶようにしよう!
そう学んだのであった。。。