In other words

I really don't know life at all ...

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主治医のダイエットに思う50代の健康。

先日、4ヶ月ぶりに検診のため病院へ行ったら、主治医の先生が細っそりと痩せていてたいそう驚いた。
もしや、先生なにかご病気にでも?と思うほどでとても気になったのでお尋ねしてみた。

「先生、ずいぶんとお痩せになったように見えますが?」

その後に「具合がよろしくないのですか?」と言いたいところだったけれど、それは失礼かなと「ダイエットでもなさったのですか?」と、続けたところ、そうだと言う。

「少し身体を変えようと思ってね。一年でようやく結果が出たかな」

そう言って誇らしげに高笑い。。。

「さすがお医者さまですね。しっかり結果を出されて!」

ちょっと持ち上げてみると

「そう!しっかり結果にコミット!」

それはもしやライ◯ザップの力を借りたのか?
そんな冷笑を隠して「すごいすごい」と称賛しまくってきた。

実際すごなと感心している。
私など肝臓についた脂肪を減らそうと決心してからもう2年も経つ。結果を出すどころか、その脂肪はさらに勢いを増しているのだ。

お医者様になるような人は元から私とは違うのだ。目標を定めコツコツと努力して結果を出すという道筋を半歩も外れることなくやってのける。
私には到底無理だ。美味しそうなお菓子でもあれば、すぐにヨロヨロとよろめき、すぐさまオミット。。。
まことに情けない。


ここで思い出したのは、もう一人の主治医だ。こちらは専門病院なので一年に2度だけ検診に通っている。若い頃に大病をして以来なのでもう15年近くの付き合いになる。
初めて会った時、先生は40代。とても体格のいい大きな男性であった。あんなに大きくて丸々とした手でどうやってあのような繊細な手術ができるのかと、その器用さに驚くほど見た目はアメフト選手かと思うような体格だった。
それが昨年末に会った時、半分くらいに痩せていたのだ。
その時はさすがに「先生、大丈夫?悪い病気じゃないわよね?」などと思わず聞いてしまったほどだ。
付き合いも長い、なんといっても私の身体にメスを入れた人間なのだ。そんな信頼からか遠慮が欠けている。しかし先生の方も私の肝臓についた脂肪を笑いのネタにするくらいなので、そこはお互い様なのだ。

それはさておき、その先生も「ダイエットしたんだよ」と言っていた。

二人の主治医は外科、内科の違いはあれど共に50代。医師としては十分な経験を積んだ最高に油の乗ったエイジといえよう。
そんな二人が時を同じくしてダイエットで見事に痩せたのだ。

これはどういうことだろうか?

50代ともなると心身の衰えを自覚するお年頃でもある。
いくら医者といえども人間だ。病気にかからないわけではない。

子供達がまだ幼い頃、風邪などちょっと不調がある時に診てもらっていた近所のクリニックがあったのだけれど、いつの間にか先生の姿が消え、ほどなくして別のクリニックの看板に変わっていた。
とてもいい先生だったのでどこへ行ってしまったのか近所の友人に尋ねたところ、病気で亡くなったらしいと知った。

私達の病気を治してくれる先生もまた、同じように病にかかるのだと、当たり前なのだけれどその時強く実感したものだった。

医者といえども自身の健康もまた気になるのだろう。きっと検診なども我々と同じように受けているだろうから、なにかダイエットを決意するきっかけのような検査結果でもあったか、また周りの友人知人、患者を見ていて思うところがあったのか。。。
理由はわからないけれど、全ては50代という年齢のせいなのではないかと思った。

我が家の夫も先生達と同年代。
私と違ってとにかく健康だ。元々丈夫な上、運動も日課にしているエクセサイズオタクでもある。
そんな夫が先日は突然激しい腹痛に見舞われ救急病院のお世話になった。
検査の結果、なんの異常も見つからなかったので食べ過ぎによる消化不良であると私は思っている。

私にとって食べ過ぎによる消化不良で胃もたれ、胃痛に苦しむなんてことは、もはや日常茶飯事で大騒ぎするようなことでもない。しかし常に健康体で痛みに弱い夫にとっては、なにか悪い病気になったのではないかと、かなり焦ったようだった(笑)

しかし大食感であった夫が胃もたれを起こしたこと自体、やはり年齢を思わずにはいられない。
どんなに健康であっても、50年以上も同じ身体を酷使していたら不調があっても不思議ではない。

人間の身体のみならず機械でもなんでも長年使っていればギーギーと動きは鈍くなるものだ。修理せずに騙し騙し使っているうち、ある日突然動かなくなる。。。
そんなことはよくあるものだ。
これを人間の身体に置き換えると、まっこと恐ろしいことである。
どんなに気持ちを若く保っていても、身体の老化はひたひたと音もなく忍び寄り、気づいた時には抗う力すら失っていることだろう。

人のダイエットに色めきたっていないで、少しは真剣に自分の健康と向き合い、たとえ数ミリでも肝臓についた脂肪を落とそうと決心したのであった。。。