In other words

I really don't know life at all ...

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らくがき帳としてのサブブログ。メインブログを整理できないから新しい入れ物を作ることにした。

はてなブログ』を始めてから今年で3年目になる。このブログではなく、メインのブログの方のこと。

雑記ブログとして主に食べ物、グッズ、旅行、国際結婚、そして専業主婦ライフを綴ったトピックがたまにという、まさにその辺の主婦がその辺に転がっているネタを自己満足に呟くだけのブログなのだけれど、本来は専業主婦としてもっと捻りのあることを記していきたかった。

令和の化石となりつつある専業主婦だけれど、あえてみんなが敬遠したがるような専業主婦という生活が、実はどれだけ気楽で楽しいものかを綴ってやろうかなどと考えていたのだ。

しかし、蓋を開けてみればほとんどが「甘いもの」だらけという、毎日お菓子を食べているだけのブログで、もはやなにがメインなのだかわからないブログになっていた。

3年近くほぼ毎日何かしら書いていると、どうしてもトピックはちゃんぽん状態になる。それは雑記ブログゆえある程度は想定内だった。 しかし、ここまで軌道を外し、なんでもかんでもごっちゃに放り込んであるような状態になると、なんだかなぁ。。。という気持ちになってくる。

こんなはずでなかった。。。と、ムズムズ気持ち悪くなってくる。

これはそのブログを書いている本人のみならず、たまたま覗いてしまった人にとっても気持ちの悪いものなんじゃないかなとも思えてきたり。

いや、人様はそこまで他人のことには興味などないか。。。 やはりこれは自分の問題だ。

ただ単に色々なトピックのものが入っているだけなら、「雑記ブログだし」で納得できるのだけれど、時折そんな中に「感情」などが混ざり込んでくると、さすがにカオスだわ。気持ち悪いわ。。。と、我慢ならなくなる。 本人的には捻りをきかせてるつもりなのだけれど、捻りどころか逆にしらける。

これを機にメインの方はお菓子ブログに特化して、それ以外のものはまた個別に整理しようかと思ったりもした。

はてなPro』では10個までサブブログが作れるというから、やってやれないことはないだろう。 どこの誰が10個もブログを作るのか?などと思っていたけれど、なるほどそんな使い方もできるか。。。などと。

とにかく実際にこのサブブログは簡単にできてしまった。同じように何度かクリックすれば、あと8個の特化ブログを作ることができるのだ。

しかし記事数が900以上にもなる今となっては、それを分別する気力がわいてこない。これはゴミを分別するほど単純な作業ではないのだ。 同じことを何百回と繰り返すこと、途中で嫌になっても決して投げ出すことができない、そんなことを考えていると、途端にできる気がしなくなる。

さらに先のことを考えると、仮に移行は頑張ってできたとしてもその後が問題で、幾つものブログを行ったり来たりしなければいけないということになる。 これはますますできる気がしない。。。

やっぱりサブに分散させるのは諦めた。

整理できぬのなら、ただこれまでのように書き続けるしかないのかなと思った。 「変わらない」というのは、何事においてももっとも安易で安心できることだ。 このまま変わらず書いていれば、なんの問題もなし!と心が傾く。。。

ブログをやっている人のほとんどは「書きたい」人なのだと思う。 私もただ「書きたい」とか「記録しておきたい」そんな思いでブログを続けている。

公開せずとも「書きたい」欲求に従って書いたものがメインブログの下書きの中に公開されぬままいくつも残っている。

それは無理やりどこかのカテゴリーに紛れ込ませるのも躊躇してしまうような感情的な呟きでしかない。

いくら雑記ブログとはいえ、そこまで破綻させるわけにはいかず、結局入れる場所がないから下書きという仮住まいに置き去りにしていたのだけれど、どんどん増えていくそれらを見ては、これはどうなってしまうのだろう。。。と、途方に暮れたりする。

たとえ陽の目を見ずとも、メインブログの下書きに書くことができれば「書きたい」欲求はそこで満たされる。 しかし、そんな行き場のない駄文はどんどん増えていく一方で、これを放置したら1年後には何百という数になるだろう。そもそも下書きにそこまでセーブしておくことができるものか?技術的なことにうといだけに不安はますます大きくなってきた。

そんな風にいつか書いたものが消えてなくなるか、入れ物が満杯になってしまう不安を抱えながらも、面倒くささも手伝って、なかなか新しい「入れ物」を作らずにいたのだけれど、ようやく重い腰を上げ、お家を借りることにした。

それがこのブログ。

整理できないのなら、既存のブログに入れるものは今後統一していく方向で、それ以外のものは別の入れ物にということだ。

新たなアカウントもドメインもとらず、ただ「はてなPro」でサブブログを作るという一番簡単な方法にした。

いろいろ調べてみたけれど、メインブログとは別人格で書きたいとか収益化とか、その辺のことはあまり気にしないのでサブで十分。

IDが同じだから最初にこのブログに上陸しても、メインブログへと流されてしまうという不便はあるようだけれど、こちらは文字通りの「サブ」だ。 メインブログの方も見てもらえれば、それはそれで私にとっては都合がよかったりもする。

ネットの世界は複雑で、この歳になるとそれを理解する能力も衰え、さらには学ぼうという気持ちも希薄になる。

ブログを始めた当初は、IT関連のお勉強の一つとして始めたものだけれど、今では老後のライフワークになればくらいにトーンダウン。よく言えば謙虚になった。

ブログを長く続けていると、少しずつだけれど検索流入が増えてアクセスも上がってくる。 そうなると、不思議なことに自分のために書いていたものが、少しずつ「読んだ人の役に立つといいけれど。。。」と、そんな視点で書くようになる。 つまりは調子に乗ってしまうのだ。

これはある意味、ブログをやる意義のようなものなのかもしれないけれど、少しでも人様のお役に立つようにと作り込もうとするようになると、それが少し窮屈に感じたりもする。

「自分のため」と「他人ため」ここには時に大きな乖離があって、自由を失うということにも繋がってくる。

本当は書きたいけれど、それは余計な情報であり、主観が入り過ぎているのではないかしらとか、本当は書くのも面倒だけれど、この情報はあった方が読み手にとっては便利だろうなとか。。。

それは決して嫌だとか苦しいわけではない。人様のお役に立てるのは嬉しいことだと思っている。

それと同時に、自分のブログなのだからもう少し自由に自分のために書くべきではないのかなとも思えてくる。

そうなると、メインのブログには全くそぐわない、前記したように「気持ちの悪い」状態になる。 サブを作ったのはそうした理由もあってのことだ。

アナログで言えば、「自由帳」と「らくがき帳」の二冊持ちといったところ。どっちも同じようでいて少し違う。 「自由帳」はトピックを統一せず、それでいてテーマのカテゴライズができることを書く。「らくがき帳」小さな子供が意味不明な絵を殴り描きするが如く、破綻していようが支離滅裂であろうが許される、そんな場所だ。

ちょっと荷物は多くなりそうだけれど、楽しそうでもある。 

どうでもいい他愛のないことをただグタグタと考える時間が多くて、そんな中でも時折これはなかなか面白いぞ!と思うことがある。

残しておいても、忘れてしまっても、どちらでもいいようなことだけれど、ひょっとしてどこかに残っていたら、10年後、20年後に読み返し、それはそれで楽しいかもしれない。

そんな長い間、ブログのお世話になるのかしら?とも思うけれど、案外10年などというのはあっという間に過ぎるものだと思うし、とりあえずの趣味としては、どこででも気軽にでき、特別な技能も体力も必要としないブログは悪くないと思う。

兎にも角にも同じ状態が長く続くとムズムズしてくる性分の私にとっては、たかがサブのブログを一つ加えるということですらワクワクする。「新しい」ことを始めるというのは楽しいものだ。

と、こんな風にグダグダと、毒にも薬にもならないことを一人呟く場所が欲しかっただけのこと。