In other words

I really don't know life at all ...

Sponsored Link

届いた郵便物はどんなものでも着いたらすぐに開封して確認すべきと思った件。

少し前のこと。
終日外出して帰宅すると、いつものように郵便受けには封書やハガキ、チラシがたくさん入っていた。
チラシの類は近所にあるエステやスポーツジム、不動産関連のものがほとんどで、たまにインターナショナル幼稚園の案内やネットスーパーの割引案内なども混じっていたりする。そんなチラシをまとめて資源ごみ用の紙袋に収めたあと、残った手紙類の差出人を軽くチェックする。

いつも銀行や保険会社からのDMや、会員になっている商業施設やブティックからの案内ハガキがほとんどなので、急いで目を通す必要はない。暇な時にでも一応目を通せばいいだろうと思っていた。

つい最近もそんな風にして、届いた封書をまとめてダイニングテーブルに置いておいた。
3日後くらいになり、終日在宅でたっぷり時間もあったので、ようやく一通一通を開いてみた。
ほとんどは詳しく読むまでもなく、必要なしと破棄する類のものだったのだけれど、銀行からの封書を開いてみたとき、ちょっとドキリとした。

「ローンのご案内」のようなDMだと思いこんでいたそれは、クレジットカードが不正に使われる可能性があるという注意喚起の連絡だった。

問題のクレジットカードは、かれこれ30年以上も前に銀行口座を開設するのと同時に作ったものだった。
そのためカード会社からではなく、銀行経由で封書が届いたようだ。
私は現在、他社のクレジットカードをメインに使用しているので、そのカードはほとんど使っていない。その代わりに夫と子供達に家族カードを発行して使わせている。

クレジットカード会社では、不正利用を未然に防止するため、あらゆるシステムで網を張り、少しでもイレギュラーな動きがあれば、すぐに対処して不正利用を阻止しているというようなことが書面には書かれていた。

そして今回、私名義のクレジットカード、正確には長女に使わせているカードから不正利用される可能性が検知されたということだった。

銀行からの手紙には、現在使用中のクレジットカード番号の変更を推奨すると書かれていて、その同意書が同封されていた。

長女は毎月ネットで何十万もお買い物をし、海外通販を利用することも多い。あれだけの頻度でショッピングを繰り返していれば、それだけリスクも高くなるのは想像に難くない。

長女にはすぐ事情を説明し、当該カードの使用をストップするように連絡をした。
そして銀行が送ってきたカード再発行の同意書に記入して返送したのだった。



今はクレジットカードをはじめ、ほとんどの支払いはキャッシュレスになっている。
先日もタクシーに乗った際、支払いに現金を差し出すと、運転手さんから「珍しいですね」と言われた。
そんなに現金支払いする人が少ないのかと少し意外に思い尋ねたところ、「今日はほぼ9割の方がキャッシュレスでしたよ」と。
知らなかった。。。海外ならいざ知らず、日本国内においてもそれほどキャッシュレス化が進んでいようとは。

実を言えば、私も以前はほとんど支払いにクレジットカードを使用していた。
その方が楽であるし、ポイントやマイルも貯まるのでお得だと思っていたのだ。

しかし昨年から現金支払いをメインにするようになった。
そのきっかけは、限度額オーバーで使用できなくなった経験をしたからである。
その辺りの経緯は以前、サブブログに書いたのだけれど、夫と長女が家族カードを使いまくった挙句、2枚のクレジットカードが限度額をオーバーしたのだ。
これにはかなり怒り心頭であったのだけれど、その際に仕方がないのですべて現金支払いをするようになった。

そこで気づいたのが、クレジットカードよりも現金支払いをしていた方が、無駄遣いが少なく、支出が減るということだったのだ。

金離れがいい割にはケチンボという、バンバン使うけれど、後から「もったいなかった。無駄をしたな」などど考えるような人間なので、自然と無駄が省けたことで大層気をよくしたのだった。

以来、実店舗でのお買い物は百貨店でもスーパーでもコンビニでも、また飲食店やお菓子屋さん、タクシーなどもすべて現金で支払いをするようにしている。

さすがに3万円以上の支払いとなると、ポイントも大きくなるので惜しい。なによりも元々お財布にはそれくらいしか入れていないので、すべて遣ってしまっては心許ないとカードを使用する。
そしてネットでのお買い物は、わざわざコンビニや銀行へ振り込みに行くのも面倒なので、こちらはクレジット決済にしている。

現金主義でもクレジットカードは必要不可欠ということだ。

そんなクレジットカードをどこぞの誰とわからぬ輩に不正利用されるなど、あってはならないことだ。
まだされてはいないけれど、考えただけで腹立たしい。



銀行もクレジットカード会社も、よくぞことが起こる前に防止策を提案してくれたもだと感心する。
ちなみに、クレジットカードを再発行して不正利用を未然に防止するという今回のお知らせは、あくまでも推奨ということで、今のカードのままで問題なしと思えばそのまま継続してカードを使用できるというものであった。

しかし「あなたのクレジットカードが不正に利用される可能性を探知しました!」と言われて、「いやいや、そんなの平気でしょ?」と思える人が果たしているのだろうか。。。

私はそのような「可能性」を考えただけでも、「どうしてそんな悪いことするのよ!」とイライラする。
楽して美味しい思いをしようだなんて、人生そんなに甘くない。因果応報、天罰がくだるわよ!などと勝手に怒りをたぎらせる。
無駄なストレスだと思うけれど(笑)

可能性だけでそれほど怒るくらいなので、この銀行からのお知らせを3日も放置してしまったことが悔やまれるのだ。

仮にその3日間の間に、どこかに潜んでいる悪い輩が事を起こしているかもと想像するだけで、さらに口惜しさ倍増だ。

今のところ、そんな兆候もお知らせもないけれど、とにかく一日も早く対処すべきであったと後悔している。

「今できることは、今やるべき」
そんな言葉に、私はよくふざけて「明日でいいことは明日やればいい」と言っていた。少し冗談めかして言っているけれど実は本心だ。
明日でいいものをなぜ慌ててやる必要がある?
「今できるけど、明日でもいいなら明日やればいいでしょ」といった具合だ。

本心ではあるけれど、本当は「今できることは今やる」方がいいのはわかっているのだ。
一寸先は闇というように、明日やるつもりでも出来る保証はない。だからこそ「今できることは今」なのだ。それをあえて「明日でいいことは」と言うのは、ただ単に面倒くさいから。それだけの理由だ。

とにかく面倒なこと混み合ったことが嫌いなものだから、なんでもかんでも簡単、シンプルを求める。
それはいいこともあるけれど、悪いことも同じようにあるのだ。
今回も「手紙など別に、いま目を通さずとも困りはしない」と放置していたけれど、蓋を開けてみれば(封を切ってみれば)、すぐにやればよかったという案件であった。

生活の全てを「今できることは今!」とばかりにストイックにはなれない。本来の面倒くさがり屋という性分がそれを許さないのだ。
しかし、今回のようにそれが原因で不正利用されようものなら、悔しさで夜も眠れなくなることだろう。
私は面倒くさがり屋以上に悔しがり屋なのだ。
悔しい思いをしてストレスを溜めるくらいなら、面倒でも少し気をつけようと思う。

幾つになっても日々学びだ。人によってその学びがいつ訪れるかはまちまちなのだろうけれど、私は人生半ばを過ぎて多くの学びが訪れているようだ。。。

届いた封書にはすぐ目を通す。

努力を怠らず頑張ってみよう。

diary.hw-frankie.com