In other words

I really don't know life at all ...

Sponsored Link

こんな非常事態でもピント外れな悪事でお金儲けしようとする人がいるという驚きと納得。

結構な頻度で迷惑メールをいただく。
ネットでお買い物などをした際にメールアドレスを書いたりすると、そんな迷惑メールは更に増える気がする。

知り合いを装ったり、仕事の関係者を装ったりと、様々な誘い文句でアクセスさせようとする。

「この前は楽しかったね!」

それはいつだ?最近引きこもっているんだけど。。。

「今なら行きたがってたお寿司屋さん予約取れるから行かない?」

お寿司を食べたいと言った覚えはないのだけど。。。

「ゴメン!携帯の番号なくしちゃったから連絡して!」

だから、あなたは誰?。。。

「先日はお疲れ様でした。新しい案件についてですが」

無職なんですけど。。。

例をあげたらきりがない。

いかにも嘘だとわかるような内容だ。





いま、日本のみならず世界中が真剣に未知のウィルスと戦っている。

そんな中でも、どこかで悪巧みをして、一儲けしようとしている輩がいるのだ。

マスクの転売屋などもそうなのだけど、こんな時でさえもう変わらずに、人を騙しお金儲けを目論む輩がいる。

こうした人々は良心の欠片もないということなのか。止むに止まれず自分が生きていくためにそうしているのか。。。

いずれにしても、その雑草の如き粗野な神経は、どうやって培われてきたものが、興味さえ湧いてくる。

とはいえ、きっと絵を描く人間は他にいて、せっせとメールを送ってくれるのは、その下で鈴なりになっているごくごく平凡な人達なのだろうけれど。。。

それにしてもピントが外れている。

こんな突然のメールを鵜呑みにする人が何処にいるのだろうか?

ネットの普及したいま、こんな詐欺が横行していますよ。といった情報は誰でも知っているはず。
にも関わらず、こうして繰り返し繰り返し、手を変え品を変えメール送信がされるのは、数百人に一人でも信じてしまう人がいるからなのだろうか。

世間を知らないと言えばそれまでだけれど、人を簡単に信じてしまう人は、善人が多い。
なにかと物事を斜めから見ようとする人間に比べれば、人間的にはずっと優れた人なんじゃないかとすら思う。

しかし、悲しいかな。こんな善人を餌に私腹を肥やす悪人もいる。
「騙される方が悪い」などというのは言語道断。100%騙す側が悪いに決まっている。

それでも、人を無闇に信じてはいけない

自分の子供達にはそう言い聞かせてきた。
決して騙される人間になってはいけないと。。。

その一方で、人を信用できず、どこか冷めた風になってしまった子供達を見ると、これでよかったのか?とも思う。

騙す側の人間になって欲しくないのはもちろんだけれど、騙されるような世間知らずにもなって欲しくない。

きれいに生きていってほしいからこそ、世の中のきれいな部分だけを見せているわけにはいかないという矛盾。

親とは難しいものだ。。。

しかし。。。

そう思っていたのは昭和生まれの親の方で、ネット慣れした今時の子供達は親が思う以上に社会の闇を知っているようだ。

もちろんピント外れな迷惑メールなども、まるで最初から存在しなかったかのようにディレートしている。

時代は変わった。もはや昭和を引きずっている自分の方がずっと危ういのかもしれない。
子供達のことよりも、自分の心配をした方がよさそうだ。。。

新型コロナ問題で、経済的な不安も日に日に増している。貧困が新たな犯罪を生むというのはどこの国でも同じだ。

今後ますますこんな犯罪は横行していくだろう。騙すか騙されるか、もう人のことなど頓着している場合ではないというのが当たり前の社会になるのかもしれない。
そう考えると「こんな時に」ではなく、「こんな時だからこそ」とそのメールが届くことも納得できる。

なんてピントはずれな悪事だろう⁉︎

いつもならそう思ってスルーできることも、人間切羽詰まれば心に隙間ができることもあるだろう。ほんの小さな欲を狙って入り込もうとしてくるものから身を守るために、こんな時こそ冷静にものごとを見極める目を持たなければいけないと思った。。。