In other words

I really don't know life at all ...

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注文していないのに勝手に置き配された大量のドリンク。誤配された物の行方。

昨夜、遅く帰ってきた夫が玄関で何やら騒いでいるので、何事かと出てみると、我が家の玄関先に大量のドリンクが置かれていた。

ペットボトルや缶ではなく、ファストフード店などで提供されるようなプラスティック容器に入ったドリンクと、キャップ付きボトルに入ったドリンク、両方合わせて20個ほどのドリンクが透明の手提げ袋に入った状態で置かれていたのだ。

どうやらどこぞの配達員により置き配されたようだ。
もちろん我が家は注文はしていない。
配達された時にインターフォンも鳴っていない。
夜遅くに、ただひっそりと置き去りにされたのだ。

一つや二つならまだしも、大量のドリンクが玄関先に並んでいるのはかなり気味が悪いものだ。
面倒だったけれど販売元に連絡しようと思い、領収書かレシートなどは入っていないかと中をのぞくも、店名は袋やボトルに書かれていたものの、レシートのようなものはないのでどこの店舗から配達されたものなのかはわからない。
ますます気持ちが悪い。。。

とりあえずは、一番近い店舗に連絡をとるほかないと思った。。。

しかし、勝手に玄関先に置き配されたのだ。なぜ私がそのような苦労をしなければいけない?
それもおかしな話だ。
夫に「これ、どうする?」と尋ねると、「どうするもこうするも、自分のものではないし、そのうち取りに来るでしょう」と、そのままにしておけという。
気になりつつも、夜も更けていたので、放置したまま私は寝たのだった。



今朝、「もしや、間違いに気づいた配達人が取りに来たかも?」と、玄関ドアを開けると、そこには依然としてあの大量のドリンクが鎮座していた。

お店の商品などは、今やネットで検索すればどんなものかは容易にわかる。
下世話だけれど、調べてみた(笑)

そのドリンク、こよなく健康にこだわる、所謂意識高い系の方々が好んで愛飲するような、少しばかり高価なドリンクだった。
私にはまるで縁のないものだったため、その分野に明るい長女に「玄関のドリンク、◯◯という店の◯◯なんだけど知ってる?」と尋ねると、「そうなの?あれ高いから玄関にある分だけでも1万円はゆうに超えるよ」と。

そんなドリンクが誤配されたら、普通なら注文した人が「届かないじゃないのさ!」とクレームを入れてもよさそうなものだ。

まさか取りに戻るのが面倒で、配達人が自腹で弁償した?
いや、この金額を肩代わりするくらいなら、面倒でも引き取りにくるばすだ。

ひょっとして、近所のお宅でパーティーでも行われていて、酔っ払ってあれこれ注文したために、一軒くらい注文したものが届かずとも、忘れてしまって気づかないとか?

我が家の近隣はとにかく外国人が多く住んでいるため(我が家もだけれど)、よくパーティーどんちゃん騒ぎしているのが聞こえてくる。
昨夜は金曜日だ。パーティーにはうってつけの華金であった。
ところが、どこのお宅からも大騒ぎしている声は聞こえてはいなかった。
やはりどこかの健康と美容に心血注いでいる意識高き御仁が注文したものに違いない。。。

もはや誰がどんなものを注文しようがどうでもいいことなのだけれど、とにかくこのドリンクをどうしらいいか、朝から頭を悩ませていた。

廃棄するにも中には液体が入っているため、そのままゴミに出すこともできない。
処分するためには、一つ一つ中身のドリンクを捨て、プラスティックゴミ回収日まで待って出すしかない。キャップ付きのものは資源ゴミに分類される類のボトルだから、これまた回収日が異なる。
そのような面倒なことをした挙句、大量のゴミを回収日まで抱えるなどということを、なぜ私がしなければいけないのだ⁉︎
考えるだけで悶々としてくる。

そもそも自分のものではないのだ。後から「勝手に処分した!」などと難癖をつけられては、激しいバトルに発展する可能性もある。
争いはネガティブ感情の塊だ。免疫が低下する恐れがあるので、とりわけ健康に留意しなければいけない今、それは避けたい。

本当に困ったものである。。。



我が家はかつて、毎日のように◯ーバー◯ーツによる誤配があり、かなり頭を悩ませていた時期があった。

日に3回、朝昼晩とインターフォンが鳴り、そのたびに「うちではありませんよ!」と叫んでいたものだけれど、利用していたと思われるお隣のマンションのOLはどうやらお引越ししたらしく、以来誤配は落ち着いていた。
一時期、インターフォンのところに「◯ーバーの方へ、うちではありません」などと貼り紙をしようかと思ったこともあるけれど、さすがに景観が悪いのでやめた。
そうこうするうちに誤配の嵐が止んだので、そんなこともすっかり忘れていたのだった。

それから数ヶ月、何者かによるいきなりの大量ドリンク置き配事件勃発だ。

やはり面倒でも商品を販売しているお店に連絡するべきだろうか?

そこで、まずはネットで配達可能地域の店舗に当たりをつけ電話してみることにした。
ところが営業時間が夕方からになっている。。。
メールという手もあるけれど、昭和の人間なのでメールよりは断然電話だ。その方が文字を打つよりも早いし、相手の様子も伺いしれる。

結局、お店に連絡することはできず、私は用事があったので、ドリンク問題はそのままペンディングとし、とりあえず外出することにした。

それから3時間後、帰宅してみるとあったはずのドリンクが姿を消していた。
ようやく配達人が取りに来たのか?と思いホッとしたのだけれど、真相は違っていた。



留守番をしていた夫に尋ねてみたところ、なんとドリンクは警察が持って行ったという。

いつまでも玄関先に余計なものを置かれては困ると、一応隣近所に心当たりを聞いてみたところ、誰も注文した覚えはないということで、警察へ通報したのだそうだ。

夫はこれを「不審物」であると結論づけたのである。
「知らないうちに何者かによって置き去られた謎の液体」ということで、警察に相談したところ、「落とし物」として処理しますと、そのドリンクを回収していったそうだ。
これにて一件落着である。

最近は私もamazonなどで物を買うと、置き配されることがほとんどで、直接顔を合わせずに受け渡しができる「置き配」は、面倒もなくよいシステムだと思っていた。
受け取る手間が省けるだけでなく、防犯上の観点からも人によっては安心できる。
我が家の娘が一人暮らしをしていた時、そんなシステムが安心材料にもなっていたものだ。
しかし反面、コミュニケーションがないことで不便なこともあるのだ。

私は◯ーバーをはじめ、食べ物のデリバリーは近所のピザ屋さんくらいのものなので、◯ーバーの詳しいシステムは知らない。

近所を歩いていると、レンタルサイクルで配達をしている人をよく見かける。そんな様子からどこかの組織に属し働いているのではなく、所謂個人で配達を請け負っているのはわかる。

そうなると一体責任の所在は誰になるのか?
商品を販売する店舗か配達人か、◯ーバーという会社なのか。。。

自分にはまったく関係のないところで行われた取引に、自分が知らぬうちに巻き込まれ、頭を悩ませていると思うと、本当にうんざりする。

申し訳ないけれど、街で◯ーバーの文字をみるたび、過去の度重なる誤配を思い出し、苦々しい気持ちになり、思わず眉をしかめてしまうほどだ。

今回の件が誰によってなされた事かはわからない。
気持ち悪い思いはしたけれど、実際は数ある誤配の一つなのだろうと思う。

それでも、気になる。。。
注文した人も、配達した人も、一体何をしているのだ?と。
少なからず金銭が関わってくる問題だ。人様のお財布事情に頓着する必要はないのだけれど、事の顛末がわからないため、なんだかスッキリしない。

後日、警察から何かしらの連絡でもあればいいのにと思うところだけれど、きっとそれも期待薄であろう。

とにかく、もう誤配は真平ごめんだ。