In other words

I really don't know life at all ...

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切れた水晶のパワーストーンブレスレットと伊勢のお浄め塩スプレー。

いつも身につけていた水晶のブレスレットが切れた。
いや、切れたというより、弾け飛んだというくらいにパーンッという音と共に派手に砕け散ったのだ。

ちょうど商業施設の中を歩いているときで、たまたま狭いカーペット敷きの通路だったため、散らばった水晶玉はほぼすべて拾い集めることができた。
よく見ると、その中の一つが真ん中からパカンと割れていた。

こんな時、ちょっとばかり嫌な感じがするものだ。
同時に頭に浮かんだのは、最近大切なものが2つなくなり、どうにも見つからないということだった。

あれは33歳、ちょうど女性の本厄とされる年だった。
身の回りの大切にしていたものが、片っ端から壊れたり、紛失したりするということがあった。
普段、物を壊したり、失くしたりなどしないのに、なぜこうも立て続けに失う羽目になるのか。。。
どれも本当に長年大切に使っていた物なので、かなり気落ちしたものだ。

そんな時、当時仲良くしてくれていた、私よりもずっと歳上の友人が、「それはあなたの身代わりなんじゃない?」と言った。
自分に災厄が降りかかるところを、大切にしてきた物達が、その厄を代わりに引き受けてくれたということらしい。

普段、占いなどをはじめ、スピリチュアルなことに関しては、否定しないものの、信じてもいなかった。
しかし、ここまで度重なると、もしかしたらそんなこともあるのかもしれない。そう思うようになったのだ。

その頃からだろうか、水晶のブレスレットをお守りがわりにはめるようになった。
これはファッションという点も半分はあり、夏などは手首にキラキラと光るブレスレットがあると気分が良くなったりするから好んで身につけていたとも言える。

今でもこうしたスピリチュアルなことは、気安めというのか、それによって「厄除けよ!」と、自分自身が信じることによって、心穏やかになるという効果があるものだと思っている。



閑話休題、件のブレスレットが切れた時、ちょっとばかり焦った。
鼻緒が切れると縁起が良くないというように、なにかが切れるというのはあまりいい印象ではない。

最近、物事がまったく上手く運ばず、どんなに足掻いても状況が変わらないと、悶々としていたこともあり、そんな時の出来事だったせいか、ほんの一瞬気落ちした。

生きていればいい時もあれば当然のことながら悪い時もある。
それにしても、先の見えない八方塞がりの状況が続くと、さすがに心配になってくる。

ただ、元々楽天的な性格なので、気落ちしたのは一瞬で、その思考はすぐにポジティブ変換。
拾い集めた水晶玉を握ったまま、もしかしたら、これは続いていた悪運を断ち切ってくれたのではないのか?
そんな考えが頭に浮かんできた。

悪い流れを断ち切り、前進するためにブレスレットが犠牲を払ってくれたのではということだ。

ちょうど前日に、これも気安めで買ってみたお伊勢さんのお浄め塩スプレーを部屋中にスプレーした。
人間「困った時の神頼み」というように、万策尽きた暁には、気安めと思っても、できることはしようと思うものだ。
これほどに大変な状況なのだ。

自分が行動することによって良くも悪くも事態が動き出せば、なんとかできようものだけれど、自分ではどうすることもできず、ただ黙って事が動き出すのを待つのは、私にとって大変なストレスだ。
そんな状況下では、たとえお浄めスプレーをするだけでも、「事態改善のために何かしらの行動をした!」という自己満足が得られる。
その程度のことなのだけれど、こじつけようと思えば、なんでもこじつけられる。

これはお伊勢さんお浄めスプレーによって、悪いものが去ったと、ブレスレットが教えてくれたのではないか?
そして、今後はどんどん明るい未来が開けていくのだ!

そう思い切りポジティブにこじつけたり。。。
頑張ってこじつけてはいるものの、未だに事態が改善したわけではない。
相変わらず八方塞がりの日が続いている。



こうも運が悪いと、どんどん非現実な考えに向かっていくもので、悩み多き人々が占いなどに傾倒しているのも、なんとなくわかる気がする。

私ももしや大殺界なのではないか⁉︎
そう思って調べてみたら、なんと今年は大殺界どころか絶好調。とくに財運が素晴らしいとか(笑)
それならばひょっとして家族、特に夫の運が悪い?と調べてみると、こちらもかなり良い年周りとのこと。

まったく当たらない。。。

だから私は占いとか信じないのよ。と、改めて思う。

結局のところ、すべては気の持ちようなのかも知れない。

確かに運が悪い時もあるけれど、いま自分が置かれている状況というのは、過去に自分自身が選択してきたことに繋がっているのだ。

過去の選択が間違っていたからこそ、いまこのような状況に置かれることになったとも考えられる。

一方、もしかしたら今は成功へ向かうプロセスであり、苦しい状況を抜けた先には成功があり、過去の選択は正解であったという結果になる可能性もある。

諸行無常、物事は常に移り変わっていくものであり、永遠に今が続くわけでない。
ただ、淡々と明るい気持ちで前を向くべき時なのかもしれないと思う。

水晶のブレスレットが切れたことを、ただの経年劣化によるものだとしてもいいし、身代わりと考えてもいい。
どちらにしろ、ポジティブに受け止めるのが一番ということだ。

ちょっとばかり話は変わるのだけれど、若い頃、父が懇意にしていたお寺の住職さんから「あなたは人一倍気をつけないといけませんよ」と言われたことがある。
何を気をつけないといけないのかと思ったら、「色々、いいものも悪いものを寄ってくるから」とのことだった。
その当時はまだ若かったので、「ふ〜ん」と思ったくらいだったのだけれど、歳を重ねるにつれ、説明のできないような経験をすると、なんとなくだけれど、その意味がわかるようになってきた。

なるほど、だから私の人生は上ったり下ったり、ジェットコースターのようなのかと(笑)

生きていれば色々あるけれど、とりあえずは屋根のあるところで眠ることができ、清潔な服を着て、毎日お腹いっぱいごはんが食べられ、ついでに好きなお菓子まで楽しめるのだから、それで十分ではないか!

今がどん底と思えばどん底になるものだ。考え方を少し変えれば、それほどひどい状況でもない。
「足るを知るにあり」だと心しよう。