In other words

I really don't know life at all ...

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コロナ禍で変わった買い物の仕方。ネット通販依存の末に考えたこと。

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六本木ヒルズのクリスマスデコレーションの一部です。本文とはまったく関係ありませんが、とてもきれいなディスプレイなので、イメージとして。。。



昭和の人間にとっても、いまやネット通販を便利に利用することは当たり前になっている。
手元にあるスマホで、ゴロンと寝転がりながらポチポチすれば、翌日には欲しいものが届くのだから、こんなに便利なことはない。

ついつい熱中して、大して必要でないものまで買い物をしてしまう。

先日も夫が毎朝食べるグラノーラが残り少なくなっているため注文をしておいてくれと頼まれた。
食べる量がとにかく多いので、いつも5キロくらいはまとめ買いをするのだけれど、それもかなりの重量になるので通販を利用している。

主にamazon楽天を使うことが多いので、どちらがお安いか、あちこちのお店を比較しながら注文したのだけれど、他に欲しかったものはなかったか?いつも無理にでも捻り出そうとする。

しかも「スーパーセール」「半額セール」「タイムサービス」「ポイント◯倍!」「15%オフクーポン」
そんな、いかにも「いま買わないと損をする!」という気にさせる文言を見ていると、ついつい煽られてしまうのだ。

消費者の購買心理というものを巧みについた宣伝は、本当に凄いものだと思う。
amazonにしろ楽天にしろ、あれだけの企業へと成長を遂げたのも、思わず納得してしまうほど、理性を失わせてくれる戦略をあちらこちらに張り巡らせている。

私もそんな戦略にまんまと乗せられ、ポチポチと買い物をしてしまうのだ。

「家にいながらして買い物ができる便利さ」

これはコロナ禍の自粛生活で、多くの人が実感したことだと思う。
私もコロナ禍以前は毎日のようにふらふらと出歩き、そのついでに買い物をしていたのだけれど、自粛でそれもできなくなり、以来すっかり通販に依存するようになっていた。





便利なのはもっともなのだけれど、自粛の解かれた以降でさえも、どっぷり通販生活を続け、余計なものにまで手を出すのは、その「便利だから、ついでに」が大きな免罪符となっている気もする。。。

もちろん必要なものは便利に購入させていただいている。しかし、いつもその必要なもの以外の物もついでに買っておこうと思ってしまう、そこが問題なのだ。。。

そもそも考えなければ思いつかないような物は、本来買う必要のないものだ。無駄になるとまでは言わないけれど、なくても困ることはない物ばかりなのは確かだ。

もちろん通販に限らず、百貨店や路面店、スーパーなどでも、ついつい「ついでにこれも」などと、余計な物を手に取ってしまうことはある。

つまりは自分のせいなのだけれど、それを重々承知で言わせていただければ、それだけ「買える物」が巷には溢れているということなのだと思う。

この「買える物」とは、まずは価格帯。これが何十万もするような物であれば少しは慎重になり、本当に欲しいものなのか?必要な物なのか?そう一歩立ち止まり、じっくりと考えるものだけれど、0が少なくなるほど、その考える時間は短縮されていく。

通販を今ほど利用していなかったコロナ禍以前も、普通に「ついでにこれも、あれも」といった買い物はしていたけれど、通販はその比ではない。

毎日のようにやってくる宅配便、そして月末に届くクレジットカードの使用明細を見て、「こんなに色々買ったかしら?」と、愕然とすることもある。
もはやこれは「買い物」ではなく「エンタメ」だ。。。

それに気づいた時、「エンタメ」なら買い物以外にもある。そう思った。





通販による「便利なお買い物」には、他にもデメリットがある。
それは外出の機会が減ることだ。私のような専業主婦は食材の買い出しにスーパーを巡るのもひとつの仕事なので、コロナ禍以前は毎日のようにウォーキングと称し、テクテクと歩き、そのついでにスーパーへ寄り買い物をし、大きな荷物を抱えて帰ってきた。
これだけで、結構な運動になるのだ。

それがコロナ禍ではそんな習慣もなくなり、かなり運動不足になってしまった。
更年期も相まって贅肉は増える一方。おまけに趣味がお菓子なものだから、お取り寄せしてはカロリー摂取だけは以前と同じ。。。

体型云々よりも、50も過ぎれば健康面で問題が出できてもおかしくはない。

ネット通販に依存していると、無駄買いだけでなく、健康にも影響してくると実感したのだった。


12月に入り、年末年始のお支度に向けた家計管理の一つとして、予算を決めることにしたのだけれど、家計簿を眺めていて、なんと無駄遣いの多い年だったかと反省した。

今月に入ってから、通販は本当に必要なものだけに留めている。
今すぐでなくてもいいものに関しては、暇な時に実店舗へ足を運んで選ぶようにしたので通販は利用していない。

今は重たいもの、実店舗まで足を運ぶ時間がないものに関しては、便利に通販を利用させてもらっているけれど、以前のように無理に欲しいものを探したりはしない。
また、通販でしかお取り扱いのない物もあるので、そういった物に関しても迷わず利用させて頂くつもりだ。

毎日のようにメールされてくるクーポンやセールの情報もスルーしている。
見なければ知ることはない。知らなければ、そんなお得な情報もないと同じなのだ。





「エンタメ」ならばネット通販でなくてもいい。これまで暇ができるとついつい開いてしまう通販のアプリだったけれど、最近はそちらを開く前にNetflixを開く。
韓流ドラマという「エンタメ」のおかげで、ネット通販の依存からも簡単に抜け出せた。

そして私にとってはブログもエンタメの一つだ。メインのお菓子レビューブログとサブの日記ブログはほぼ毎日更新しているのだけれど、このブログに関してはついつい放置してしまっている。

通販サイトをのぞいている暇があるのなら、こちらでブログの一本も書いて、週に一度くらいは更新したい。
来年からは少し頑張ろうと思っている。。。


新型コロナの猛威も、新たな新種の発見などで第6波が懸念されるところだけれど、もはや昨年、今年と同じような状況にはならないだろうと予想している。
疲弊し切った日本の社会、経済を立て直すためにも、これまでのように自粛を強いられることはないはずだ(そう願いたい)。

これからは、自由に動けるのなら、やはり自分の足を使って買い物をしようと思う。
もちろん、通販も便利に使うつもりだ。

通販の利点も利用させてもらいつつ、基本アナログで暮らすのが、昭和世代の暮らし方としてはしっくりくる。

何事も学びだ。ネット通販にハマり、依存したからこそ、実感できたこともあった。
今後のよりよい暮らしのヒントにするには、買い物以上の収穫であった。

と、ポジティブに考えてみようと思う(笑)